RECENT POSTS

いいことばかりでもないのです…

白内障術後網膜剥離

 

 

上の写真、白内障術後の網膜の写真です。

残念なことに、網膜が剥離しています。

白内障手術を受け、ご家族のフォローも万全だったのに、術後に網膜剥離が起こってしまいました。

術後に剥離する率は、統計的に5-8%くらいと言われています。

手術して2,3日で剥離する例もあれば、半年くらいの検診で剥離する例もあります。

この落胆はとても大きなものです。

術後網膜剥離の原因は良く分かっておりません。

アメリカではビションフリーゼ、日本ではT.プードルに多いとされております。

 

DSC_1856

術後に予防的網膜レーザー光凝固術を施したりしますが、それも完璧ではありません。

しかもこの網膜剥離が後々に緑内障を引き起こしたりすることもあります。

非常に厄介な問題です。

 

犬の白内障それ自体も網膜剥離や緑内障の原因となりうるため、どうしても治療しにいく必要がありますが、果敢に挑んだとしても、術後に網膜剥離や緑内障を引き起こしたりします。

手術したほうがいいのか?それは十分家族と話し合う必要がありますが、統計的には手術のほうが、何もしない選択よりも、成績が勝ります。

 

術後のこれらの問題をいかに解決するか?

大きな課題ですが、その一つが当院でも取り組もうとしている網膜硝子体手術にヒントがあればと思っております。

 

世間はクリスマスやお正月モードです。

この幸せがいつまでも続くよう努力を惜しまず、みんなで頑張ります。

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

« »