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硝子体手術

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※25Gシステム硝子体カッターにて硝子体を切除しているところです。

 

 

今年から始めた硝子体手術ですが、先生方のご紹介やご家族のご理解もあり、徐々に件数が増えていっております。

網膜という言わば”神経フィルム”を扱う手術ですから、眼科手術における難易度はトップクラスです。

そして、術前の眼内環境が悪かったりすると、時間がかかります。

今までの最長は3時間半でした。

手術自体がミリ単位なので、手術終わってオペ室出たら、体がなんかおかしかったのを記憶しています。

 

網膜は神経フィルムと比喩しました通り、剥離したら、時間が勝負です。

文献では1か月以上経過すると手術しても視覚が戻らない確率が高くなると言われています。

1か月以内でも悪い条件下では、視覚が戻らないこともあります。

 

そんなに不安定なら網膜剥離は手術しない方がいいのでは?という考えが出てきます。

僕自身もそうでした。

でも、網膜剥離の行く末は緑内障になる可能性が高くなります。

カナダ発の論文で、何もしない群、消炎剤の点眼をした群、網膜剥離の手術をした群の比較検討がありますが、

手術群>点眼治療群>何もしない群 の順番で緑内障にならない目が多かったそうです。

 

となると、何かせねば!ということになります。

動物の場合は診断も難しく、また人医療と同様に網膜剥離の治療も難しいですが、

”視覚回復”という可能性を最後まで諦めず、僕は頑張ります!

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

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