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レーザー

先日、片目が真っ赤になっているというチワワさんが来院されました。

 

確かに目の中が真っ赤!

出血しています。

出血で目の奥(つまり、網膜)が観察できないため、超音波検査すると

網膜剥離が原因で出血していることが分かりました。

 

網膜剥離は”勝手になってしまう”ので、予測できません。

今回のケースのように出血してなんらかの症状がわかれば

反対目の治療を施して剥離を予防することができるのでいいのですが、

最悪なのが剥離しても出血などが起こらない無症状のケースです。

反対目が見えていれば、すたすたと普通通り散歩できますから、ご家族は

”見えている”と判断します(片目は剥離して見えていないのに)。

 

当院では、網膜剥離の手術を実施しておりますので、網膜剥離の手術を施し

視機能回復を試みることができますが、網膜剥離の手術も100%ではありませんので、

やはり、剥離する前に手を打ちたいところです。

 

そこで活躍するのが、レーザーです。

正式には、網膜レーザー光凝固術というのですが、網膜にレーザーを照射して、

小さなヤケドを起こし、網膜とその下の組織を癒着させる方法です。

 

今回は、年齢や生活スタイル、目の状況などいろんな角度から考えて、

剥離していない側の目の治療を行いました。

目が動くと大事な部分を”焼いてしまう”ため、眼球運動を止めるために

全身麻酔で行います。

 

フットスイッチを踏むと緑色のレーザーが照射されます。

 

人間にも使われるものなので、介助の看護士さんは保護メガネを装用します。

照射時間は片目で大体20分くらいで、日帰りです。

 

この処置により反対目の剥離をかなりの確率で抑えることができます。

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

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