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学会参加のご報告

お休みいただきまして、京都で行われた眼科手術学会に参加してきました。

人医学会は情報量がとても多いので、楽しく参加させてもらっています。

 

そして、毎年のこの時期の京都が会場周辺は雪景色。

しっかり積もって、そしてかなり寒い!

 

でも、会場は熱気に包まれていて、今回の大会長企画が

・AIと医療

・ロボットサージェリー

の2本立てでした。

AIがどこまで医療に関われるのか?そして、ロボットは如何に僕らに幸せをもたらすか?

という将来に対する疑問と今はここまでできるようになったという講演内容でした。

 

手術室は麻酔・体の状態・病気の程度といった刻々と変化するたくさんの情報と戦いながら、

患者の生命を維持し、病気をその場で治療し、回復をもたらすという過酷な現場です。

その膨大な情報をAIに一元管理し、最終決定は人間がするというパッケージの紹介でした。

それはSmart Cyber Operating Theater (SCOT)といい、近未来の在り方でもあるなぁと印象でしたが、

まだまだ先の話です。

 

もう一つのロボットサージェリーはニューハート・ワタナベ国際病院(東京)で既に行われています。

Da Vinciというロボット手術装置を用いて心臓手術を局所麻酔で、しかも内視鏡で行ってしまいます。

傷口はわずか数cmというから驚きです。

ロボットというと怖い、とか危ないんじゃないかとか想像してしまいますが、

その病院の成績は既存の手術よりも合併症がずっと少なかったのがさらに驚きました。

もはや人を介する手術はこの先少なくなっていくんだろうなと切に感じました。

 

 

一方、僕のやっている獣医療にどう影響するかもしっかり勉強して来ました。

網膜にレーザー照射して剥離しないよう予防することに関する情報や

硝子体手術に関するもの、白内障手術に関するもの、緑内障の管理法など

多岐にわたって、どっぷり浸かって来ました。

全てが上手くいくかどうかは分かりませんが、一つひとつ工夫を凝らして、

少しでも負担のない方法を、現状に妥協せず、真摯にことに当ります。

 

 

 

最後にですが、ロボットの明るい未来を会場でプレゼンされた動画を…

少しウルっときます。

獣医療にロボットサージェリーが舞い降りるのはまだまだ先のことかもしれません。

医療現場では、今までは最大限、人が苦労して苦労して苦労して

築き上げたから、できたんです。

そして、これからもその道のりを大勢の従事者により、達成されていくんです。

僕ら獣医療従事者も、苦労して苦労して苦労して、今よりも何倍も工夫して、

安全なものを作り上げていきます。

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

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