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グリーンレーザー!!!

 

日々の診察に忙殺されており、ブログの更新怠っております。

 

白内障手術後に網膜剥離を起こしてしまう症例がいます。主にT.プードルなんですが、全犬種、それなりにリスクを持っています。それを回避するのに効果的なのが、レーザー網膜光凝固術という方法です。

 

レーザー光を用いて剥がれそうになる網膜を止めることができます。例えて言うなら、剥がれてくる壁紙を画鋲で押さえるという感じです。

 

先日ご紹介したレーザー装置を用いて行います。使う角膜前置レンズはSuper Quad 160という特殊な眼底観察用レンズです。160という数字は広角160度まで網膜を見渡せるため、網膜周辺部まで観察できちゃう優れものです。

 

 

 

右のレンズを角膜に置いて、左の機械でレーザー光を発射させると網膜を一部凝固させる事が出来ます。その写真が下の写真です。白い点々が凝固斑で、赤いのはエイミングビームといってガイドになるビームです。このエイミングビームを焼きたい場所に合わせてフットスイッチを踏むとその場所に凝固斑ができ、網膜が下の組織に固定されるんです。

 

凝固斑の直径は200μmで打ったレーザー光は1000発ちかく…

超デリケートな作業で、動物の場合は全身麻酔下で行います。全身麻酔をかけることで、眼球運動を止めることができ、キョロキョロと眼が動いて変なところを焼かないようにするんです。

 

せっかく白内障手術をして見える様になったのに、網膜剥離で見えなくなるなんて!レーザー網膜光凝固術という方法で食い止めて、Quality of Visionを保ちます☆

 

 

今夜、緊急オペになったシーズーさんのヒドイ角膜潰瘍。

無事に手術を終っております。術後管理を頑張っていきましょう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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