11月2018

シェアード ディシジョン メイキング Shared decision making

朝の冷え込みが強くなってきました。

冷えからくる体調不良が原因と思われる事例が増えています。

寒冷順化する(体が寒さに慣れる)まで、湯たんぽやフリースの膝掛けなどを利用されてください。

 

 

当院には難しい眼科疾患が多く来院します。

医療と同様に獣医療にも利益と不利益が相反した状態で存在します。

判断がとても難しい例でよく聞かれるのは

”先生のワンコ(ニャンコ)だったら、どうしますか?”

です。

この時、僕は個人的な意見として(学問抜きで)、極力答えるようにしています。

(あんまりにも学問し過ぎていても当たり前すぎるので…)

その時のご家族の気持ちとして、少しでも多くのパブリックコメントを集めたいんだろうな

と思っております。

最終決定はご家族で決定していただくことになるのですが…。

 

 

その時、使っているのがタイトルにあるシェアード ディシジョン メイキングです。

・医療のスペシャリストである獣医師や当院看護師

・対象となる動物のことを一番よく分かっているスペシャリストのご家族

どちらもスペシャリストなんです。

そのスペシャリスト同士の意見をシェアする。

例えば、

この病気の治療は現在、これが一番成績がいいです。

術後にはこういうお薬を使ったりします。

と病院側が伝えれば、

この子は点眼がとても苦手です。

とか

点眼は簡単ですが、エリザベスカラーが苦手です。

など。

なるほど、点眼ができないなら、どういう方法を取るだろうか?

ゴールはどこに置くべきだろうか?

など、そのフィードバックを元にその病気を乗り越える作戦を

双方のスペシャリスト同士で練っていきます。

医療だけで事を進めてもうまくいきません。

術後管理を含めて、病気を克服できます。

この過程をディシジョン(意志)メイキング(決定)と呼びます。

 

 

診察が多く、時間がないケースは心苦しくも概略をお伝えして、メモなどを残して、

ご家庭で再考していただく事をしたりしていますが、できれば、多くの時間を割いて、

一番いい着地点を探りたいのが当院の本音です。

 

 

 

今年は酷暑でした。

今年の冬はどうでしょう?

日本の四季を楽しめる時節となりました。

みなさまお体ご自愛ください。

 

くるめ犬猫クリニック 院長