眼科

11月5日(月)の午後の診察に関しまして

診察時間変更のお知らせです。

 

来週11月5日(月)は、昼休み時間に緊急を要する眼科手術が入ったため

午後の診察開始を15:00からとさせていただきます。

 

そのため、午前・午後ともに診察が大変混雑することが予想されます。

お時間に余裕を持ってご来院ください。

 

急な変更で大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承ください。

ご家族のご協力に感謝いたします。

 

11月2日 18:30

くるめ犬猫クリニック 動物看護師 松尾

シェアード ディシジョン メイキング Shared decision making

朝の冷え込みが強くなってきました。

冷えからくる体調不良が原因と思われる事例が増えています。

寒冷順化する(体が寒さに慣れる)まで、湯たんぽやフリースの膝掛けなどを利用されてください。

 

 

当院には難しい眼科疾患が多く来院します。

医療と同様に獣医療にも利益と不利益が相反した状態で存在します。

判断がとても難しい例でよく聞かれるのは

”先生のワンコ(ニャンコ)だったら、どうしますか?”

です。

この時、僕は個人的な意見として(学問抜きで)、極力答えるようにしています。

(あんまりにも学問し過ぎていても当たり前すぎるので…)

その時のご家族の気持ちとして、少しでも多くのパブリックコメントを集めたいんだろうな

と思っております。

最終決定はご家族で決定していただくことになるのですが…。

 

 

その時、使っているのがタイトルにあるシェアード ディシジョン メイキングです。

・医療のスペシャリストである獣医師や当院看護師

・対象となる動物のことを一番よく分かっているスペシャリストのご家族

どちらもスペシャリストなんです。

そのスペシャリスト同士の意見をシェアする。

例えば、

この病気の治療は現在、これが一番成績がいいです。

術後にはこういうお薬を使ったりします。

と病院側が伝えれば、

この子は点眼がとても苦手です。

とか

点眼は簡単ですが、エリザベスカラーが苦手です。

など。

なるほど、点眼ができないなら、どういう方法を取るだろうか?

ゴールはどこに置くべきだろうか?

など、そのフィードバックを元にその病気を乗り越える作戦を

双方のスペシャリスト同士で練っていきます。

医療だけで事を進めてもうまくいきません。

術後管理を含めて、病気を克服できます。

この過程をディシジョン(意志)メイキング(決定)と呼びます。

 

 

診察が多く、時間がないケースは心苦しくも概略をお伝えして、メモなどを残して、

ご家庭で再考していただく事をしたりしていますが、できれば、多くの時間を割いて、

一番いい着地点を探りたいのが当院の本音です。

 

 

 

今年は酷暑でした。

今年の冬はどうでしょう?

日本の四季を楽しめる時節となりました。

みなさまお体ご自愛ください。

 

くるめ犬猫クリニック 院長

診察時間に関する重要なお知らせ

徐々に季節の変わり目になって来て、下痢や嘔吐を示す

ワンコやニャンコが多く来院しております。

少しでもおかしいと感じたら、ご相談ください。

 

勤務獣医師退職に伴い木曜日診察を変更致します。

第1・3木曜日は歯科診察ならびに一般診察を行いますが、

第2・4木曜日は診察を終日休診とし、お薬・フードのお渡しのみの対応となります。

詳細はHPないし院内掲示物をご確認ください。

 

第2・4木曜日の休診日に院長の大学院での研究や

盲導犬協会への診察日に充てることになりました。

 

また、昼休みに予定されている手術を安全に実施するため、

午前中の診察受付時間を11時までとさせていただきます。

お薬、フードのお渡しのみ12時まで対応いたします。

 

ご迷惑をお掛け致しますが、

より良い診察が出来るように頑張りますので、

これからもよろしくお願いします。

 

 

学会発表

 

先月末に開催された比較眼科学会年次大会にて、学会発表してきました。

多くの先生方が参加される学会での発表はかなり緊張しましたが、まずまずの内容だったと思います。

 

発表を通して、今の自分の診察や研究の足りないところを再認識することができ、

やる気を充電して戻ってきました。

 

開催都市は東京。

人々はエネルギッシュで、創意工夫が見られます。

学会往復の道中でもいたるところに病院の向かうべき方向性が落ちていました。

現状に満足せず、さらなる向上を目指します。

 

木曜日はお休みをいただいておりますが、その日を利用して九州盲導犬協会へ行って来ました。

盲導犬の眼科診察です。

 

中にはたくさんの盲導犬の卵たちが!!!

まだ訓練前なので、尻尾ブンブン振って僕に寄って来ます。

可愛いなぁとじゃれたい気持ちを抑え、黙々と診察して行きます。

盲導犬に適しているラブラドールは実は網膜疾患や白内障がみられたりします。

せっかく訓練終えたのに、失明してしまっては、いけません。

早期発見のため、診察は欠かせません。

センターの方々も宿命をしっかり受け止め、訓練にあたっています。

 

立派な盲導犬になるんだぞ!!!

 

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

新しい診断機器を導入しました

内視鏡に引き続き、眼科検査機器を導入しました。

その名もOCT

光干渉断層計という技術を用いて網膜の断層を計測するという機械です。

という説明しても分からないと思います。

撮影画像がコレ

網膜(目の奥)というのは正面からしか確認できないのが今まででした。

OCTを導入すると網膜を横側からもみることができるようになります。

3D撮影も可能です。

 

網膜疾患の診断に強みを発揮します。

 

一方、角膜(目の表面)も横側から撮影可能です。

 

土星の輪のような画像が得られます。

 

眼科領域の診断は、肉眼所見が重要ですが、精細な構造しているが故に、

その所見はいろんな角度から見る必要があり、この技術が生まれました。

 

おそらく九州の動物病院では初導入になるかと思います。

撮影の欠点は、検査時間の間、頭部運動はおろか、眼球運動までじっとしておかないといけないということです。

大抵のワンコは耐えてくれますが、元気なワンコは検査が難しいときもあります。

 

ご心配なことがあれば、当院にご連絡くださいませ。

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

テクノロジーと病気の克服

GW前だというのに、今年1月の眼科手術学会で聞いた内容は未だ斬新で脳に焼き付いています。

 

 

そこで目の当たりにしたALCON社のNGENUITYという手術支援システム。

 

今までは術者が顕微鏡を覗き込んで手術をするのが当たり前でしたが、

それを大きく覆す手術支援システムとなりました。

手術用顕微鏡の覗き込む部分に機械をかぶせ、それを4Kのテレビに映し出し、

術者は3Dメガネをかけて手術するというもの。

これはヘッドアップサージェリーと言われて、従来のように術者が頭を下げているわけでは無く、

頭をあげて(head up)しながら手術(surgery)をするという考え方。

 

8Kディスプレイになると3Dメガネをかけなくても立体視できるというから、

技術はよくわからないけどすごいのコメントで自分を納得させるより他ありません。

 

このシステムのさらにすごいところは、

・色を任意に変えて視認性を上げたり、

・人の焦点深度より深い深度を持つため、現在の方法みたいにピント合わせがほとんど

いらなくなる

という人間を超えた“眼”をもっているということです。

 

導入したい機械というところですが、金額がすごい…

 

 

先日、診察中にご家族から教えていただいたテクノロジーの進化は猫のトイレ

その名もTOLETTA

IoTでご家族に猫の腎不全を知らせるというもの。

トイレをここまで進化させたのは驚き!

そして多頭飼育にも対応するところがニクい!

アトムの世界はまだまだ先だけど、少しずつ進んでいっています。

 

 

 

くるめ犬猫クリニック  院長

 

レーザー

先日、片目が真っ赤になっているというチワワさんが来院されました。

 

確かに目の中が真っ赤!

出血しています。

出血で目の奥(つまり、網膜)が観察できないため、超音波検査すると

網膜剥離が原因で出血していることが分かりました。

 

網膜剥離は”勝手になってしまう”ので、予測できません。

今回のケースのように出血してなんらかの症状がわかれば

反対目の治療を施して剥離を予防することができるのでいいのですが、

最悪なのが剥離しても出血などが起こらない無症状のケースです。

反対目が見えていれば、すたすたと普通通り散歩できますから、ご家族は

”見えている”と判断します(片目は剥離して見えていないのに)。

 

当院では、網膜剥離の手術を実施しておりますので、網膜剥離の手術を施し

視機能回復を試みることができますが、網膜剥離の手術も100%ではありませんので、

やはり、剥離する前に手を打ちたいところです。

 

そこで活躍するのが、レーザーです。

正式には、網膜レーザー光凝固術というのですが、網膜にレーザーを照射して、

小さなヤケドを起こし、網膜とその下の組織を癒着させる方法です。

 

今回は、年齢や生活スタイル、目の状況などいろんな角度から考えて、

剥離していない側の目の治療を行いました。

目が動くと大事な部分を”焼いてしまう”ため、眼球運動を止めるために

全身麻酔で行います。

 

フットスイッチを踏むと緑色のレーザーが照射されます。

 

人間にも使われるものなので、介助の看護士さんは保護メガネを装用します。

照射時間は片目で大体20分くらいで、日帰りです。

 

この処置により反対目の剥離をかなりの確率で抑えることができます。

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長