狂犬病注射が始まっています
あっという間に4月が始まったと思ったらもう5月。
月日が流れるのは早いなぁと感じるようになりました。
先月行われたご家族向け院内セミナー。
テーマはフィラリア症とノミ・ダニ予防について
景品もたくさんあり、盛り上がっていました。
何より、フィラリア症予防の重要性とダニ予防の重要性を講師の先生は熱く語られていました。後者はSFTSという人にも感染する強い病原性を持っていたりしますので、要注意です。
時々、病院に届く小冊子があります。
福岡県獣医師会が出版しているもので、いろんな分野についていろんな視点で書かれているので、つい読んでしまう小冊子です。
今回の気になる記事は…
なるほどね〜、こういうことも確かに問題になるかも?と想像してみたり…。
あとは…
狂犬病予防注射ですね。
発症後致死率100%という病気はなかなか存在しません。
狂犬病清浄国は世界を見てもかなり少なく、日本もその一つです。
昔は日本にも狂犬病は存在しておりました。
けれど、島国という利点や先人達の努力の末、狂犬病は無くなりました。
だから、街で犬を見ても怖くはありませんが、諸外国では狂犬病は実際に起こりうる話です。
病院で購読している海外獣医雑誌にも、”この病気はなんでしょう”クイズ的な症例検討ページにも時々、狂犬病が出てきます。
日本に狂犬病は無いから、接種しなくてもいいという考えでは、困ります。
先人達の努力を末、勝ち取ったものです。
これを死守するのは現代の人たちで、それを未来に託していかなくてはなりません。
犬を飼う以上、最低限の予防はしてあげてください。
くるめ犬猫クリニックのみならず、全国の獣医師の願いだったりもします。