蚊が飛んでいませんか?(再送)
Category - 一般診察
最近、グッと暖かくなってきました。
昨日の最高気温が19度!
しかも桜が咲き始めたとのこと!
温暖化が叫ばれて久しくなりますが、確実に地球の温度は上がっていますね…
暖かいと感じてから、小さな虫が飛んでいます。病院裏のデン次郎が居るところにも蚊?らしきものが飛んでいます…フィラリア予防薬の処方も始まりました。
先日来院した飼い主さんは、
”小さな虫が飛んでいて、つぶしたら、蚊で血吸ってたから慌ててきました”
とのことです。
僕だけかなぁって思っていたら、もう蚊が飛んでいるようです。
フィラリア症はハデに苦しんで死ぬ病気ですが、100%予防出来る病気でもあります。
発症する前の予防がどれだけ重要な事か…
発症してしまった犬を見るのがどれだけ心苦しいことか…
100%予防出来るだけに、陽性を検出した時の残念感がスタッフ間に漂うのは、否めません。
でも、陽性犬でも、投薬により苦しさを紛らわすことが出来ることも覚えておいてください。
犬だけでなく、猫のフィラリア予防も重要です。
猫の場合、感染率は低いものの、発症するとさらにハデです。
どんな症状で来院されてくるかというと↓
うーん、これじゃ、見た目でフィラリア症と診断するには分からないですね…
それくらい、猫のフィラリア症って分かりにくいってことなんです。
とりあえず、眼科診療を行っている僕としては、失明というのが気になります。
フィラリア虫体寄生により、網脈絡膜炎を起こして、失明に至るメカニズムなんでしょうか??
そして、重要な事は↓
だよなぁ。
分かってはいるけど、認知度がとても低いこの病気。
動物の健康を守るのが僕らの仕事ですから、こういう認知度が低い疾患に対して、社会の認識を高めるのも僕らの仕事でしょう!