こんにちは☺
くるめ犬猫クリニックです🐶😺
暖かくなり、過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしですか?
春になりワクチン等のお注射で動物病院を来院される方が多い今、知っておきたい身近な病気について先生に聞いていきたいと思います。
今回は子宮蓄膿症と言う病気について詳しく先生にインタビューしました。
私:子宮蓄膿症はどんな病気ですか?
院長:子宮蓄膿症は雌犬で起こり、避妊手術していない場合、子宮に膿が溜まってしまう病気なんだ。
私:どういった症状(気づくポイント)がありますか?
院長:子宮という袋状の臓器に菌が感染することで発症する病気なので、敗血症になってしまうんだ。
敗血症というとぐったりしたり、熱が出たり、食欲がなくなったりしてしまうよ。
この病気の特徴として、多く水を飲み、尿量が多くなることが挙げられるよ。
私:なってしまった時はどうすればいいですか?
院長:できるだけ早く動物病院に連れて行くこと。主に発情出血が起こって2ヶ月以内は発症要注意だね。
動物病院では体温測定や血液検査、超音波検査などが行われ、総合的に診断が下されることが多いよ。
その時のコンディションにより内科療法や外科療法が示され、ベストな治療法を選択していくことになるね。
🌟疑わしい時はまず受診がおすすめだね。
私:なりやすい年齢や犬種、猫種等はありますか?
院長:生理が始まったら起こりうるので、早くて1歳以降から発症するね。
当院の過去2年の統計では、発症中央年齢7歳2ヶ月齢(1歳11ヶ月齢-16歳7ヶ月齢)だったよ。
犬は黄体期が長いというから子宮蓄膿症になりやすいという報告もあるよ。
そして、猫の子宮蓄膿症の発生はは犬より少ないんだ。
発症しやすい犬種や猫種というのはないかな。
私:何か日頃から予防は出来ますか?
院長:子宮蓄膿症の完璧な予防法は避妊手術をすること。
ただし、全ての雌犬で発症するということはないから、避妊手術が必須ではなかったりするよ。
基礎疾患があったり、家族の方針など色んな事情なども絡んでくるから、よくよく話し合うことだね。
病気しない体づくりがあるかどうかわからないけど、よく動きよく食べるは人も動物も一緒だね。
いかがでしたか?
子宮蓄膿症の早期発見のポイントや対処法について、少しでも飼い主の皆さまのお役に立てれば幸いです☺
暖かくはなりましたが、まだ寒暖の差が激しい季節でもあります。
わんちゃん、猫ちゃんの体調が崩れやすい時期でも有りますので、くれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。
次回は問い合わせの多い白内障の内容について記事にしたいと思います。
くるめ犬猫クリニック
動物看護師 大城