今回は手術が行われていない静かな手術室をのぞいてみました😊
手術が終わった後の手術室はきれいに清掃して、いつでも使えるように準備されています‼️
2台の麻酔機をつなぐこちらの機械を発見👀
下の写真は麻酔器の写真です。
上の写真の機械と麻酔器が黄色のチューブで繋がれています。
緑のチューブはO2(酸素)で、黄色のチューブはAIR(空気)と記載されているのがわかります。
当院では、すべての吸入麻酔例は空気と酸素の混合気で行っております。
なぜ、空気を混合させたほうがいいのでしょうか?
獣医師の山本に聞いてみました🙋♀️
山本 「純酸素に空気を混入させることで、肺がしっかり膨らみ無気肺(肺に空気がなく、肺がつぶれた状態)を防止できます。
また麻酔から覚めやすくなるので、負担を最小限にできます。」
とのことでした!
さて、隣の手術準備室に行ってみると…手術器具を滅菌したり、次に行われる手術の準備がされていました。
手術で必要なものを手術ごとにまとめて1つのカートに準備しています。
これにより、出し忘れを防いだり時間が短縮されスムーズに手術が行われます☺️
全身麻酔での手術は、不安になる方も多いと思いますが、少しでも安心してもらえるように、より安全に手術が行えるように努めてまいります!
くるめ犬猫クリニック
事務 渡辺
最近は5月とは思えない気温の高い天気が続いております🥹
先日、当院に熱中症で死亡した例がありました。
お電話を受けて、院内で準備をしていましたが、到着時にはすでに息を引き取っていました。
まさか5月に…と思われるかもしれませんが、最近は雨が多く昼間の気温が高くなっています。
湿度と気温の条件が重なると熱中症の発症率が高まります。
決して人ごとではありませんし、どの家庭でも起こり得ます。
注意してもしすぎることはありません。
7月8月になると、特に短頭種の子は熱中症対策をされるご家族が多いと思います。
お部屋の中が涼しいので少しお庭に出していた間に…ということがありますので、
今はまだ5月だから大丈夫とは考えず熱中症対策をお願いいたします🙇♀️💦
⚠️お散歩は朝夕の涼しい時間に
人より低い位置を歩くワンちゃんは、地面からの熱で熱せられた暑い空気を吸うことになります。
お散歩前には地面を触ってみて熱くないことを確認して出発してください🐕
⚠️首周りにアイスノンを巻く
気道を冷やしてあげることで冷たい空気が体内に入り体を冷やしてくれます❗️
お菓子についてくる保冷剤をタオルで包んで首に結び付けると簡易のアイスノンが出来上がります☺️
⚠️日中お留守番するときはエアコンを使用する
日中留守の間のお部屋の温度が高くならないように気を付けてください❗️
エアコンを使用したり、締め切らずに涼しい場所に移動できるようにしたりしてください。
硬くならない保冷剤などドラッグストアで市販されていますので、そういうものをベットにおいてあげるのもオススメです‼️
⚠️車の中に置いたままにしない
エンジンをつけているから安心というわけではありません💦
人と同様に短時間でも熱中症になる可能性があるので気を付けましょう‼️
熱中症は対策すること、そして、想定することで防げます。
命に関わることなので対策をお願いいたします🙇♀️
くるめ犬猫クリニック
事務 渡辺
今年の4月は例年より雨が多かった印象があります。
当院で外部機関に提出した血液検査の2023年春(2月~8月)データの集計を行いました。
なお、こちらの検査は当院では健康診断のみならず、手術前検査としても利用しています。
年齢別にみてみると、10歳~14歳が最も多く利用されていました。
手術を受けることが多くなる年齢であるかもしれませんが、10歳を超えるタイミングで健康診断を受けられるご家族もいらっしゃる印象です。
次に多かった0~3歳では、この期間に避妊・去勢手術をされる方と若いうちに今の状況が知りたいという方が健康診断をされています。
先日は、術前検査で麻酔をかけるのは難しい病気が見つかった子がいます。
8歳という若さでしたが、とても元気で見た目では全く分からず、ご家族もスタッフもショックを隠せませんでした。
改めて、健康診断の大切さを感じました。
健康診断で全てがわかるわけではありません。しかし、症状が出ているのに気づけないこともありますので、定期的な健康診断は大事だと思います。
そして重要なのは、健康診断以外でも家での飲水量のチェックや体重測定を日ごろから気にかけておくことです。
ワクチンやフィラリアのお薬等で来院されたついでに尿検査、エコー検査などで病気に気付けるケースもあります。
定期的な健康診断にお得な検診パックもご用意しております。
詳しくはスタッフまでご相談ください😊
くるめ犬猫クリニック
事務 渡辺