こんにちは。
手術室では腎臓摘出術が行われていました。
「血尿が出る」ということで来院されたワンちゃん。
検査の結果、片方の腎臓が「水腎症」という状態(腎臓に尿や膿がたまっている状態)で、残念ながら腎臓を一つ摘出する必要がありました。
腎臓の手術で特に重要となるのが血圧の管理です。
獣医師と看護師が連携し、細心の注意を払って手術を行い無事に手術が終わりました。
手術は無事に成功し、術後の経過はとても順調です!
ご家族の不安も大きかったと思いますが、術後しばらくは慎重に経過を見ていき、血液検査の腎臓の数値も落ち着いてきました。
腎臓病は、残念ながらかなり進行してからでないと症状が出にくい病気の一つです。
血液検査で発見されたときにはすでに腎臓の75%が機能していない状態です💦
しかし最初のサインは、「尿」に現れることが多く、ご家庭でも発見できるかもしれません。
多飲多尿、血尿、尿の色や臭いの変化、トイレの回数の変化…など、おかしいな?と思ったらぜひご相談ください。
健診パックや猫の腎臓パックも行っております。詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
くるめ犬猫クリニック
事務 渡辺