先週末、お休みをいただいて、京都で開催された眼科手術学会に参加してきました。
この学会は毎年行われていて、当院で行われている硝子体手術のきっかけにもなった自分にとってとても大切な学会です。
獣医学会と違い、情報量も桁違いですし、オピニオンリーダーの先生方のパワーにも圧倒されます。
治療技術の勉強のみならず、手術の心得、新人教育、病院全体の診療に対する姿勢なども議題として取り扱われています。
最終日は看護師向けプログラムもあります。
実はそのプログラムがとても好きで、当院の手術器具滅菌工程はその情報を得て、かなり高度に行われています。
今回は“安心で安寧な手術を受けるために“という点で看護師が発表し、医師とディスカッションする型式でした。
中心となる安全で安寧な部分は決して譲らず、医師と患者の溝をしっかりと看護師が埋めていく方法などの紹介がありました。
当院も獣医師があまりに忙しすぎた場合、ご家族との溝を埋めてくれるのが看護師の存在です。
今回学んだ内容を病院全体で共有し、少しでもいい重医療を提供していきます。
日々新しい治療法が生み出されるため、学会では機械展示もあります。
以前から導入しようと考えていたヘッドアップサージェリーについてメーカー担当の方と話し合いました。
そのために当院の手術室はかなり大きくつくりましたし、導入を前向きに考えていきたいです。
くるめ犬猫クリニック
獣医師 奥井寛彰