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2021-02-28 11:00:00

3/2(火)午後院長不在

こんにちは😊

暖かくなってきましたが、外は冷たい風が吹いています💨

 

3月2日(火)午後は院長不在となります。

急なお知らせでご迷惑をおかけいたします。

勤務医・大隈、藤本で対応いたします。

よろしくお願いします。

 

 

くるめ犬猫クリニック 事務 渡辺

2021-02-26 05:07:00

白内障について〜ぶどう膜炎

前回に続き、白内障に関するお話です。

 

 

 

白内障を発症すると白内障だけで済まないケースが存在します。白内障を起こした水晶体から蛋白漏出が起こり、その蛋白が眼内で炎症を引き起こします(白内障誘発性ぶどう膜炎:LIU)。特に白内障が急に悪化した時に多く見受けています。急に悪化すると水晶体の袋が破けて、中にある実(水晶体蛋白)が眼内に漏れ出ることがあります。例えるなら、膀胱破裂して膀胱内の尿がお腹に漏れる感じです。

破嚢したエコー写真

(黄色点線が本来の水晶体後嚢ライン、赤色点線が水晶体が破けてしまったライン)

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LIUを起こした時の症状は、

・白目の充血

・眩しそうにシパシパしている

・目やにがでてくる

・縮瞳している

が気づきやすいかと思います。

最後の項目の縮瞳は部屋を暗くして弱い光を目の中に当てるとわかりやすいです。

ぶどう膜炎の写真

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前述しましたように、白内障は急激に悪化することがありますので、

”前夜は大丈夫だったけど、朝起きたらシパシパしている”

など発症は様々です。

 

 

 

LIUは自力で回復することもありますが、網膜剥離や緑内障の合併症を発症することがありますので、治療をお勧めします。

LIUの治療は消炎剤の点眼±内服を用い、多くの例の症状はすぐに治ります。

ぶどう膜炎治療開始5日後

 

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※注:全てがこのように改善するわけではありません。点眼数時後、必ず、症状が落ち着いているかを再度動物病院を受診してください。 

 

 

  

今回は白内障が原因のぶどう膜炎についてのコメントをしておりますが、ぶどう膜炎は全身疾患からの併発症としても見られます。

例えば、子宮疾患(子宮蓄膿症)や肺疾患(肺の腫瘍)などでもぶどう膜炎が見られます。

上記の症状が現れても、ぶどう膜炎とご自身で判断せず、動物病院を受診しましょう。

 

 

 

次は白内障の原因について書きます。

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

 

2021-02-18 13:30:00

フィラリア予防注射

こんにちは😃

くるめ犬猫クリニックです。

 

暖かい日が続いたり、急に寒くなったりと、気候の変化がコロコロと起きていますが

みなさん、体調管理に充分お気をつけください!

 

一時の暖かさにつられ(?)もう蚊(?)が出始めているようです😲

当院では1月からフィラリア予防の注射が始まっています!

1回の注射で1年間予防効果が続きますので、「薬を飲ませ忘れた!」「毎月の投薬が大変!」という方にもおすすめです☺️

フィラリア予防の注射は3月末までです!

ご予約の必要はありません。体調の良い午前中にお越し下さい🤗

※1歳未満(体重が安定していない)、また獣医師の判断により接種できない場合もあります。ご了承ください。

 

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じっと注射に耐えるスタッフ犬のルルちゃん🐶

これで1年安心☺️

注射、よく頑張りました!

 

くるめ犬猫クリニック

動物看護士 古賀 

 

2021-02-18 13:00:00

ぽんちゃん

こんにちは。

本日は皆様にご報告です。

当院の看板犬・ぽんちゃんが12月末に14歳で永眠いたしました。

ご来院の際、可愛がっていただきありがとうございました。

たくさんの方に抱っこしてもらえて、ぽんちゃんも幸せだったと思います☺️

 

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寂しくなってしまいましたが、当院では帝王切開術を行い新しい命も生まれます😌

先日の帝王切開術で生まれきたばかりの赤ちゃんを蘇生している様子です。

 

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↑とっても良いお顔👼 ✨

 

また寒くなり体調を崩しやすくなります。気をつけてお過ごし下さい😊

 

くるめ犬猫クリニック

渡辺

2021-02-09 05:52:00

白内障について〜はじめに

三寒四温の季節となりました。

寒いのが苦手な自分は春が待ち遠しいです。

春になったら…

さまざまな境遇の方がいらっしゃいます。

今を一生懸命生きる!

このことに尽きます。

 

 

当院では眼科疾患の治療も行なっており、

白内障、網膜剥離、緑内障は多く来院しております。

リクエストの多い白内障について何回かにわけて記載いたします。

 

 

白内障は水晶体が白くなる病気で、あらゆる年齢で起こります。

犬が多く、猫はあまり見られません。

犬の多くは若年性にみられており、残念ですが3歳くらいで失明してしまう例もいます。

人生(犬生)の最後で失明していまう例もいます。

また3日くらいで真っ白くなる例もあり、進行が読めないこともあります。

 

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犬種はトイプードルがやや多いというイメージですが、どの犬種でも発症し来院されています。

ご家族は片目だけと思っていても、検査してみると両目とも白内障を発症していることが多いです。

 

 

白内障には段階があり、獣医学の分類では

初発白内障:水晶体のごく一部が白い

未熟白内障:水晶体の一部が白くなってきている

成熟白内障:水晶体全体が白くなっている。この段階で外側からでも明らかに分かる。見えてないことが多い。

過熟白内障:水晶体が吸収され(始め)ている

の分類が多く利用されています。

 

 

診察室ではスリットランプという機械を用いて目に弱い白色光を当てて診察します。

光を当てるだけの行為ですが、目に光が迫ってくるので怖がるわんこが多いのです。

けれど、たいていはよく耐えてくれます。

(心の声:耐えてくれてありがとう!)

 

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白内障を無治療のままでいると、ぶどう膜炎という症状を合併してしまいます。

次回はこの「ぶどう膜炎」に関して説明していきます。

 

 

 

くるめ犬猫クリニック 院長

 

 

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